院内セミナー『最期どのように見送れればみんなが幸せなのか?』

7月9日に院内セミナーを開催しました。

お題は『最期どのように見送れればみんなが幸せなのか?』でした。

 

準備をする段階から、重い内容であること。前回のおやつセミナーと違い、実演など話しだけで息抜きがない。というところにとても苦労しました。

 

人間もそうですが、動物も生き物である以上、必ず死が訪れるということは分かってはいるものですが、いざお別れがくると「何がいけなかった?」「どうしてあげれば良かった?」「本当に最期苦しくなかった?」など自問自答し、時には自分を責めてしまったり、怒りの感情が湧いてしまったりすることは当然のことです。

 

今回は、大きな病気を患った時にどんな選択肢があり、どんな方法を選び、それに伴う精神的負担や体力的な負担、経済的な負担をイメージしやすいように実際にあった症例をご紹介しながらのディスカッション方式のセミナーを行いました。

 

少しでも、心構えができたり、またご家族でお互いの考えをぶつけ合うきっかけになれたらと思います🤗

 

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ご参加いただいた皆さん、最初は題名が題名だけにハンカチを用意され神妙な面持ちでしたが、話が進むにつれ「ウチは、3番かなーー。」「うーん、この場合だったら。。」など、ご自身の考えも積極的にお話いただけました。

 

以前飼われていた子とのお別れのお話もしていただきました。

獣医師として、獣医療の勉強だけでなく患者さんの心を受け止め、心情を察し一緒に病気に立ち向かう人間性も磨いていく必要があると改めて痛感したセミナーでした。

 

ご参加いただきありがとうございました。

付き添いで来られたワンちゃんも普段歩き回れない院内をクンクン探検💕可愛かったです!またきてね✨